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2006年01月24日
薩摩切子について。
今日は鹿児島の伝統工芸品「薩摩切子」について触れてみたいと思います。江戸切子の繊細なカットに比べて薩摩切子は立体的なカットになっているという印象をもっているのですが、実はブログに書けるほど詳しくはないのでちょっと調べてみました。
薩摩切子の特徴は、透明なガラスに色ガラスを被せて溶着させた後、格子状に溝を入れる独特の製法よって生じる有色から無色へのグラデーション「ぼかし」の美しさにあります。
見る角度によって、色被せガラスと透明ガラスを通った光が複雑に屈折して交錯し、カット面で乱反射した光が加わって、趣の異なった華麗な光の芸術を織り成します。 当時、ガラスのカットは、回転させた円盤状の砥石に作品を押し当てて線を刻んだのですが、太い線も細い線も同じ砥石を使用したらしく、イギリスやチェコ(ボヘミア)などの西洋ガラスに比して細い線が鋭い切り込みになっていないのも特徴の一つになっています。
美しい「ぼかし」を生み出すためには色ガラスを被せた厚みが均一でなくてはなりませんし、カットについても同様で、薩摩切子の技術の高さがうかがえます。今日残された薩摩切子は足付きの杯(ワイングラス・リキュールグラス)や酒瓶(フラスコ)・足付きの鉢などの西洋風作品と、盃・段重・急須・碗などの和風作品とに大別されます。
色は紅・藍が主流で、模様は六角・八角の籠目が多く残されています。 島津斉彬は薩摩切子を諸大名への贈り物などにしていましたが、安政5年(1858年)の斉彬の死後ガラス工場は閉鎖され、薩英戦争で設備は破壊され、西南戦争でその製法技術は途絶えてしまい、長い間、薩摩切子の製法は謎とされてきました。昭和58年(1963年)、薩摩切子再興が図られ、昭和60年に薩摩ガラス工芸()社が創立されて、本格的な活動が始まりました。昭和61年には紅・藍・紫・緑の4色のガラス器が復元され、昭和63年には金赤色が、平成元年には黄色が復元され、今日、薩摩切子の全6色が復元されています。
以上のようなことですが、小難しい知識よりもようするに「趣きのあるグラスで飲めば旨い!」ってことですよね(^0^)
投稿者 さつまやスタッフ : 2006年01月24日 03:24
